「ほぼ」自転車ブログ

あるのは、根拠のないプライドだけ。

【これだけは絶対買っておけ!】自転車乗りなら絶対買っておくべきケミカルとそれを用いた簡単に出来る整備方法

どうも、糞雑魚ローディーです!(アルマです)

皆さん、自転車乗ってますか?

家で腐らせてる方はいませんか?

もしそんな方がいれば買ったあの日の事を思いだし、たまには乗ってあげてください。自転車が泣いてしまいますよ。

 

え、私ですか?あんまり乗ってませんね←

が!日々のメンテナンスは欠かしていません。

何故なら消耗品のパーツ等の寿命がこのメンテナンス一つで大きく変わるからです。

皆さんはメンテナンスしてますでしょうか?

勿論、定期的に持ち込める信頼できる整備士のいるお店があれば問題ないのですが。

「そんな店はどこにもねーんだよ!」という方や「自分の大切な自転車を他人(プロ)に任せるなんて考えられない!」という自分の物は自分でやりたいしっかり者も中には居ることでしょう。

私もその一人でした。

ですが、知識もないのに適当にやって「こんなもんだろ」で済ませてしまうのはただのおバカさんです。たわけ者です。

そこで、形だけの整備士・技士の資格を保持した私が自転車をお持ちの皆さんで出来る簡単で基本的な整備方法(洗浄・注油)ともっておくといいケミカルをご紹介していきます!

あ、よいしょ。

 

目次

 

これがなくては始まりません!

まずは『パーツクリーナー』ですね。

簡単にいうとスプレー缶の中にはいったエタノールをガスで吹き掛けて汚れを吹き飛ばそうぜ!という様なものです。これは主にチェーン部分等の駆動部に吹き掛けます。すると、ホコリや古くなった油がみるみるうちに落ちていきます。

調べるとたくさんメーカーが出てきますが、こんなもんにメーカーごとの差なんてほぼないので適当に好きなの買ってください。(楽天などは複数ワンセットで格安で売っております)

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よくあるのが「ディグリーザーとなにが違うの?どっちがいいのよ?」という質問です。

これはどんな観点から見るかにもよりますがまずケミカル自体の攻撃性の強さからいうとパーツクリーナーの方が強いので樹脂系のパーツを痛めますが、基本的に植物由来のディグリーザーの方がが攻撃性が低いので樹脂系のパーツを痛めにくいです。後、環境にやさしい。ですが基本的に使う駆動部にはほぼ影響無しです。

ちなみにスプロケには樹脂のスペーサーが入っていますがべつに気にしなくていいです。何故ならそこが劣化ででどうなったという話がないからです。そもそも体重のせて変速したりチェーン回してる時点で少なからず駆動部にダメージいくに決まってるんで駆動部においては「ダメージガー」とかそんなん気にしたら自転車乗れませんよ。

続いて値段についてです。

まずケミカル自体の値段は一度に使う量を考えると圧倒的にパーツクリーナーのが安いです。さらにディグリーザーの場合は基本的には浸けて使用するものなのでチェーン、スプロケを外す必要があります。手間もありますがチェーンはリンクなしの場合はチェーンカッター、ありの場合でもなれてなければリンクはずし、スプロケはスプロケはずしを購入しなきゃいけない点を考えると外さずに出来て値段もお安いパーツクリーナーに軍配があがります。

「じゃあ、ディグリーザーなんかいらないじゃん」という声もあるかもしれませんが頑固な油汚れに関してはディグリーザーの方が確実に落ちます。とんでもなく汚れたスプロケなんかを綺麗にするときに使うといいでしょう。チェーンの洗浄に関しては「チェーンカッター+ディグリーザー+コネクティングピン」あるいは「リンクはずし+ディグリーザー」にかかる値段を考えたら「チェーンカッター+チェーン(SHIMANO)」とほとんど変わらない値段になるのでディグリーザー使うレベルまで汚れた・劣化したチェーンを綺麗に洗うくらいなら普通にチェーン交換した方がいいです。 

ちなみにピンを残しながら外して洗浄後、再利用して再び圧入なんてする方がいますが再圧入すると動きが渋くなります。

それこそ外してまで洗浄しようという気概の方がやるには本末転倒というか、辻褄が合いませんからね。

そもそも天下のSHIMANOがこの方法はやるなと言ってるので逆らう理由はありませんね。

もともと今回は「簡単に出来る簡単で方が基本的な整備方法」ですのでパーツクリーナーで。

では、整備方法。

  1. ペダルを後ろに空転させながらチェーンに吹き掛ける。(スプロケの場合はメンテナンススタンドにのせて前に回しながら吹き掛けた方がやり易いけど液が跳びます)
  2. 水分が残らないように拭き取ります。(揮発性が高いのでそこまで念入りでなくてもOK)

 

よく考えたらこんなもんに整備方法も糞もなかったですね。

まあ、とりあえず汚れ落ちるんでぶっかけてください。

 

チェーンが綺麗になったところで

続いては注油になるんですが、注油と聞いたらクレ5-56とか言い出すうつけ者もいるでしょう。これに関しては注油=クレ5-56の方程式を作り上げたクレのすばらしいマーケティングのせいというか、ある意味仕方がないのですが、緊急時を除いて出来るだけ差すのは避けましょう。何故クレ5-56ではダメなのかご説明すると理由はクレ5-56の揮発性の高さと性質にあります。

サラッしていて揮発性が高いのでチェーンの回転などですぐ吹き飛ばされてしまい、なおかつクレ5-56の性質の一つである「古い油を溶かす」という効果でもともとついていた油も溶かしてしまいます。

結果両方とも無くなってしまい油分0のカスカスのチェーンが出来上がるのです。

あ、用途が違うってだけでクレ5-56はすばらしいオイルですよ?

まあ、短いスパンで定期的に出来るならなにもしないよりはましですけどね。

「じゃあ、何がいいんだよ」ってハナシなんですがそこでおすすめしたいのが『フィニッシュライン』バイクルブリカントシリーズです。

フィニッシュラインのいいところは、自転車の使用用途別に適した油がラインナップされてあり、選びやすい事と値段の安さです。

同じように使用用途別にオイルをラインナップしているメーカーは他にもある(マックオフ等)のですが少し割高なんですよね~。ちなみにマックオフはフィニッシュラインの倍くらいします。

もちろん注油は重要ですがメーカーと値段の差で性能がそれほど大きく変化する訳ではない(機械で一定の力で回して回転効率が少しいいかどうかっていうレベル)のでよっぽどの上級者じゃない限り選ぶ必要もないかな。

もちろんメーカーごとのテクノロジーの違いはありますがね。チェーンに油がついている事自体に意味があるのですよ!

 というわけで走行場面ごとに適したオイルの説明、ご紹介していきます。

まずは「ドライ」タイプ

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スプレータイプもあるよ↓

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その名の通りドライな環境、つまり晴天時のみ自転車を使う方(ロードバイク等)に適したオイルになっています。

メーカー曰く「優れた浸透性、潤滑性を持った用途の広いドライタイプ潤滑剤」だそうです。
その優れた潤滑性はなにからくるものなのか?

単純にフィニッシュラインの合成オイルの技術の高さもありますが、

その答えは配合物としてデュポン社テフロン極微粒子を配合しているからなのです。

そもそもデュポン社とはなんぞや、テフロンとはなんぞやというハナシですが、

聞いたことありませんか?鍋とかフライパンなどにも用いられることもある「テフロン加工」

簡単に説明するとテフロンとはフッ素樹脂のことで、デュポン社はそのテフロンの商標を持っているメーカーです。(現在持っているのはもともとデュポン社の子会社で現在は独立しているケマーズ社という所が持っているらしいのですが、フィニッシュラインは未だにデュポンデュポン言っているのでそっちに合わせました。)

そのテフロンをオイルに混ぜることによって、注油する際に簡易的なテフロンコーティングされた状態を作り上げることができます。

ちなみにこのテフロンには前述のとおり鍋やフライパンにも用いられるくらいなので耐熱性、耐薬品性、潤滑性を付与させる効果があるみたいですね(詳しくはテフロンブログとか鍋ブログとか見てください、そんなんあれば)

これで滑らかに動かないはずないですよね?そういう事です。

しかも、オイル自体もさらりとしているので汚れも着きづらい。

デメリットがあるとするならば比較論にはなりますが、この後にご紹介するドライタイプのオイルと比べたら持ちが悪いという点くらいで逆に言えばそれしかほぼデメリットがないと言っても過言ではないです。コスパもいいし

正直迷ったらこれ買えば大丈夫です。

 

それでは、続いて「ウェット」タイプのご紹介です。

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これもスプレータイプあります↓

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こちらも読んで時のごとくウェットな環境、つまり悪天候時乗る方やめんどくさがり屋でめったにオイルを差さない方に適したオイルになっています。(MTBやグラベルロードやクロスバイク、その他通勤バイク)

こちらはドライタイプが潤滑性重視なのに対し、耐久性重視。

実際に振ってみたりすると分かりやすいのですが、ドライはパチャパチャという音がしますがウェットはドプドプという音がします。

この時点で粘度は相当なものと伺えます。

この粘度が高耐久の理由です。

実際に出してみると、ドロッとした緑の液体が出てきます。

「ああ、これは落ちませんわな」と皆口々に言うでしょう。

チェーンに着けてる時もこの粘度のお陰か「注油感」がはんぱないです。

注油時の楽しさはドライよりは確実に上です。

そんな楽しくて高耐久なウェットタイプですがこちらもデメリットがあります。

実はこの粘度故に汚れが着きやすいのです。

まさに「策士策に溺れる」ですね!合ってる?

ただ、正しい注油方法さえすれば汚れを着きにくくする事が可能です。

では、正しい注油方法です。

  1. パーツクリーナーと同様後ろに空転させながらチェーンのヒトコマヒトコマに1滴くらい着けるイメージで着けていく。
  2. メンテナンススタンドかなんかにかけて変速を全段一周するくらい回して馴染ませる。
  3. 最後にチェーンを拭く、絶対。

チェーンのヒトコマ(=○=○=←チェーンだとして○の部分)がいわゆる駆動部なのでここに差してください。スプロケに差す必要はないです。2の変速を全段に~でスプロケに行き渡らします。直接差すとめんどくさいのとベタベタになりスプロケに汚れがつきやすくなります。

最後に拭く作業、これは絶対やってください。

「せっかく着けたのになんで拭くの?」と思うピーちゃんもいると思います。

要は必要なところにだけオイルがついてれば良いのです。2の作業でコマの奥までオイルが浸透しているので表面のオイルなんか汚れがつくだけのでいらないんです。

この作業をするしないでチェーンが汚れで真っ黒なるかならないかの未来は決まります。

強いていうなら表面の防錆の意味で残すのはありですが、気にするならそれするよりちゃんとした防錆スプレーかけた方がいいです。

あ、あと上でスプレーオイルのリンク貼ってはいますが動きをちゃんと気にするならコマに差す方が絶対いいです。スプレーでコマまでしっかり浸透すると思いますか?少しは浸透するでしょうが。まあ、ズボラな人にはオススメします。パーツクリーナーをかける要領で出来るので時間も早いです。

極限までズボラな方はフィニッシュラインの青、「1ステップクリーナー&ルーブ」のスプレータイプが洗浄と注油を一緒にできていいですよ。

洗浄も潤滑性も正直中途半端だとは思いますけど、差さないズボラより差すズボラです。

 

 

おわりに

如何でしたか?

本当に超超初歩的な話になりましたが、駐輪場に止まっているチェーンの汚いスポーツ車をたくさんみてつい記事にしたくなってしまいました。

今回は紹介しませんでしたがもっと紹介したい有能ケミカルもたくさんあるので、またの機会に書こうと思ってます。そういえばフィニッシュラインの上位オイルも紹介してないし。。。

では、また!