電動自転車・電動子乗せ自転車のメーカー別特徴と選び方 その①
どうも、アルマという者です。
いやー、入りましたね12月!
12月といえばクリスマス、大晦日、あけたらお正月とイベントが続きお子さまからすればさながらA+ARTのスロット台でボーナス天井間際でARTがあたり立て続けにボーナスが来るような一年間の頑張りが最後に報われるといったようなそんな月です。(9割の方がピンとこない例え)
一方、親御さんからしたら楽しい月ではあるんですが、いかんせん出費がどうしてもかさんでしまう我が子が悪魔のように見える非常に悩ましい月でもあります。(パチスロの例え出ませんでした。。。)
ただ、そんな12月は良くも悪くも必ず過ぎて春が来ます。
春になったら入園、入学、入社のシーズンですね。
入園した際には一番下のお子さんを電動子乗せ車で送り迎えし、上のお兄ちゃん、あるいはお姉ちゃんは電動自転車で通学し、お父さんは電動スポーツ車で通勤する。
そんな情景が目に浮かんで来るようです。
ん、電動自転車?
そうだ、電動自転車に関しての記事書こう。(すっとぼけ)
ということで今回は『電動自転車・電動子乗せ自転車のメーカー別特徴と選び方 その①』です!
よろしゅう
まずは基礎知識として
メーカーごとの特徴・仕様の傾向
から入ります。
皆さん、電動自転車のメーカーといわれたらどんなメーカーが思い浮かぶでしょうか?
大抵の人はヤマハ、ブリジストン、パナソニックと思い浮かべるでしょう。
最近だと他にはBESV、Benelliなんかもありますね。
ただ、今回は取扱店が多くリペアパーツも取りやすい日本の三大電動車メーカー、ヤマハ、ブリジストン、パナソニックをピックアップしてご紹介していきます。
まずは、ヤマハ
ヤマハはバイクや楽器などかなーり手広くやっているメーカーさんですね。
もちろんバイクでモーターなんかも作ってますからそこの技術に関してはやはり頭ひとつ抜けてます。
そんなヤマハの一つ目の特徴が
アシストがとても自然
フライングで言ってしまいますが、パナソニックなんかはアシストが若干荒くて出だしが速いんですよ。好きな方もいますが、慣れていない方だと若干怖く感じますし、一番のデメリットがそれだと減速感が否めないという事です。何故かというと日本の道路交通法で電動自転車のアシストは24km/h以下と定められているからです。出だしが速いとすぐに24km/hに頭打ちしてしまいアシストを弱めて減速するしかなくなってしまいます。
この減速感が気持ち悪いんです。
一方、ヤマハのアシストは漕ぐたびにじわじわとアシストしてくれるような仕組みになっているので加速感がありますね。
二つ目は
比較的軽め
ヤマハの電動自転車のフレームは今までブリジストンのOEM供給で作られていたというのが定説でした。
ですが、その情報はもう古いです!
簡単に言うとブリジストンとヤマハ喧嘩しちゃったんですよね笑
すると、ブリジストンはフレーム少ししか供給しないぞと。
ヤマハはモーター少ししか供給しないぞ、と。
子供の喧嘩かな?というのはさておき、ヤマハも電動車を作りたいワケです。
そして、どうしたかと言うと
天下のスポーツ車メーカーGIANTの子会社、GEV社にOEM供給をしてもらうことが可能となりました。
GIANT、スポーツ車好きなかたはもちろん聞いたことあると思いますがスポーツ車のコスパ世界一のメーカーさんですね。
そのフレームを作ってる会社がフレームの技術低いわけないじゃないですか?
そら、自転車も軽くて丈夫なの作れますわなというハナシです。
車種によりますがだいたい2kg軽いです。
ここまではかなりいい感じですが、ここで悪い点も話しておきます。
コスパが悪い
電動車でいうコスパは値段に対しての一回の充電で走れる距離として書きますがだいたいの目安になってくる10万前後のお買い物向け電動車(PASwith)の標準モードで56kmしか走りません。一方、ブリジストン(フロンティアDX)64km+α(+αについては後述)、パナソニック(ビビDX)に関しては70km走ります。
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ちょっとしか乗らないからまあ、いいと思う方いるかもしれません。ですが、これはバッテリーの寿命に直結する大事な数値なのです。そもそもリチウムイオンは充電回数によって寿命がきます。だいたい700回の充電が目安です。
一回の充電であたりで走れる距離が長ければその分充電回数が少なくなり、手間も省ければ寿命も長くなります。距離にするとPASwithがだいたい総走行距離39200kmとビビDXで総走行距離49000kmと約10000kmもの差がつきます。
10000kmの差ををどう価値つけるかにかかっています。
ちなみにビビDXと同じ走行距離で同じ用途のものをヤマハで買おうとすると15万前後します。もちろんバッテリー以外もモーターがパワフルですごくなめらかに動くいいものに変わってくるのですが、それくらいの金額を出すと走行距離に着目すれば他社はもっと走行距離が長いものになります。
次にリペアパーツの取り方がめんどくさい
これは裏を返せば管理体制がしっかりしているという事にもなるのですが、ブリジストン、パナソニックは販売店に自転車をもってけば該当パーツを調べてそのまま注文できるのに対して、ヤマハの場合基本的に保証書が必要です。
保証書をなくさない確証があればいいですがね。。。
まあ、それらを差し引いても加速感のあるアシストは心地いいですし、軽さは持ち上げることはないと思うのであまり感じることはできないと思いますが確実に軽くはなるのでそこに魅力を感じる方、今までヤマハの電動車に乗っていて大きな変化を嫌う方、ヤマハというメーカーが大好きな方にはオススメします。
続いて、ブリジストン
自転車といえばブリジストンというイメージが定着するほど長くやって来ているメーカーさんですね。
そんな、ブリジストンが出す電動車ですから間違いはないはずです。
特徴を見ていきましょう。
ブリジストン独自のモーター
ブリジストンの電動自転車のモーターは今までヤマハのOEM供給で作られていたというのが定説でした。
ですが、その情報はもう古いです!
簡単に言うとブリジストンとヤマハ喧嘩しちゃったんですよね笑
↑ここまでさっきのコピペです。
デジャブが如く文言ですが、お互い喧嘩してるので状況は同じわけです。で、違うのはここからです。
ヤマハは他社に委託しましたが、ブリジストンはなんと自分で作っちゃいました!
それが今CMでも流れているフロントモーター方式の「デュアルドライブ」なんです。フロントモーターと聞いて、長く乗ってる方だとかつてのSANYOや一昔前のパナソニックの「ビビ・チャージ」を思い浮かべる方も少なくないはずです。そのイメージだとすぐ壊れたりだとか、激坂だと前輪が浮き気味になり空転するだとかの良くないイメージを持っている方も多いと思います。
ですが、私はこう言いたい。
「ブリジストンをなめるな」と。
たしかに、他社が手を出して不良の多さに次々と撤退していったフロントモーターですがそれを知っていてそのままの状態でブリジストンが出すでしょうか?いや、ない(反語)
むしろ、さらに良いものにして提供してくれています。
このデュアルドライブのいい点は、前述のとおり前にモーターがついているのでクランク部分についているモーターの方式が後ろから背中を押されている感覚のアシスト感なのに対し、デュアルドライブは前から引っ張られているような感覚になります。つまり、パワフルなので坂がより楽に感じられます。
そして、このデュアルドライブによる最大の特徴が、回生充電です。この回生充電というのは、下り坂時に後ろのブレーキ(左ブレーキ)をすると勝手に充電してくるシステムです。アップダウンがとても多い地域だととても大きなシナジーを発揮します。
さらに2019年のモデルからこのデュアルドライブは平地時にも充電されるようになりました。もう、向かうところ敵なしですね。。。
まだまだあります!実は後ろのブレーキはフロントモーターのブレーキアシストでフロントモーターが逆回転するようになっていて、他の電動自転車より弱い力でスッと止まります。
極めつけはこの自転車、駆動部分がチェーンじゃないんです。カーボンとゴムを混ぜたいわゆるエンジンに使われるようなベルトでできています。
なので、良く聞かれる切れるんじゃないの?みたいな心配は全くしなくて大丈夫です。ブリジストン曰く、チェーンの10倍持つらしいです。これの何がいいかですが、まず金属のチェーンと比べてやわらかいので膝にやさしいです。
あと、錆びることが全くないので注油いらずです。メンテナンス全くしないよ、できないよという方には持って来いの電動自転車です。
もひとつ細かい事言うとフロントにモーターがあるのでスタンドかける時はクランクにモーターがある他社より気持ち軽いです。
ここまで聞くとブリジストンでいいんじゃない?と思うと思います。僕もそう思います。
ですが、粗探しをしてみました。
「テモトデロック」が固い
いわゆる駐輪時やハンドルから手を放している時にハンドルが動かないようにしてくれる機能ですがこちら、糞カタイでございます。
ワイヤーで引っ張っているのですが、操作するスイッチをごちゃごちゃしたハンドル部分につけるため遊びが構造上どうしても少なくなってしまうため固くなるのでしょうがこれだと女性は使いづらいのかなって。
もちろんいい点もあって、スタンド立てるとオートロックされる「スタピタ」と比較すると信号待ち時に使用できたりもするのですがね。。。固い。。。
ですが、こんなもんはまだかわいいほうでした。一番大きいアラ、見つけました。
「空気ミハル君」とかいうブリジストンの自己満足のゴミ
ブリジストンの自転車ほぼすべてについているのですが、内容としては内圧の変化に応じて空気が少なくなったら赤いサインが出て空気が少なくなっているのを教えてくれるゴミ物でこれだけ聞くと便利なものですが、これパンクの原因になります。
問題はついてる場所にありタイヤチューブの裏とホイールのリムの内側の間に付いています。
素材は金属です。タイヤチューブとホイールとの隔たりはゴムのリムバンドだけ(ちょっとはみ出てる)
そら、パンクするわ!
実際ここが原因のパンク、とても多いです。極めつけはこれ自体が錆びると動かなくなって赤い印がでたり消えたりしなくなって空気ミハレナイ君になってしまいます。
これを目安に空気を入れる方だと、この状態で赤い印が出ないからと空気を入れ続けるともちろんバーストします。
もうパンクサセル君に改名しろ!
とまあパンクサセル君以外はおすすめポイントばっかりなので機能の多さで選ぶならブリジストンのデュアルドライブ、おススメです!
ラストはパナソニック
言わずと知れた日本の電機系メーカーさんです。
パナソニックの特徴については上で何個か触れていますが一番大きい特徴から
コスパ最強
例によって上で触れましたが一部車種を除いて値段当たりの一回の充電で走れる距離が長いです。
流石電機系のメーカーさん。
いいバッテリーが安くてにはいるから、実現するこの値段です。
色々ごちゃごちゃ言いましたが結局ここなんじゃないかなと思います。
アシスト力だなんだ言いましたが結局皆さんが目に見えて一番分かりやすいのってコスパなんですよ。
さくさくいきます、次です。
「スタピタ」がかけ忘れなくて便利
上でテモトデロックも紹介しましたがスタンド立てるとオートでロックされるのでうっかりさんでも忘れません
例によって悪い点。
アシストの出だしが速い
これも上で言いましたね。
これ特に女性が怖がる人多いんですよ。
ただ、出だしが速いのが好きな方もいるので一概には言えないかなぁ。
上で言い過ぎてさくっと終わりましたが日本の三大メーカーごとの特徴は以上になります。
総評
結局何が一番良いの?ってハナシだと思います。
全部いいです。
「は?」っていってる声が聞こえてくるようで、見も蓋もない言い方で申し訳ありませんがこの三大メーカーであればどれ買っても大きな後悔はしないはずですから。
もちろん上でご紹介した細かな違いは確実にありますよ?
ただ、アシスト力も好みですし比べて乗ってはじめて分かることです。
あるいは気付かない人もいると思います。
ロックの方式も好みです。
空気ミハル君が健気で愛らしいなんて人ももしかしたらいるかもしれません。
全部好みなんで私の方で一番は決められないので。
でも、ある程度自分の性格・使い方がどのメーカーの特徴に向いてるかはわかった思うので単純なコスパ重視だったらパナソニック、メンテナンス性、他にはない機能重視だったらブリジストン、アシストの味付け重視だったらヤマハといったように自分に一番合ったメーカーを選んでください。それが正解です。間違いないです。
それが電動自転車のメーカーごとの選び方になります。
今回の記事が電動自転車選びの参考になったら幸いです。
そして、次回はメーカー別・用途別に電動自転車をピックアップして詳しい説明を入れてご案内していこうと思うので本気で探しているならば是非そちらもご覧いただければと思います。
電動子乗せ車がメインのご紹介になると思いますが。
それでは、また!